株式会社ニコリオ 「フローラエイド®乳酸菌」による腸内コハク酸量抑制に関する特許を取得
2025年10月17日

「カラダの新しい喜びを発明する」を企業理念とする株式会社ニコリオ(本社:東京都世田谷区、代表取締役:中上 元弘、以下ニコリオ)は、同社独自の乳酸菌「フローラエイド®乳酸菌(Lactococcus cremoris Flora aid)」が、大腸の炎症や下痢症状との関連が報告されている代謝物質「コハク酸」※1,2の産生を抑制する効果を有することに関する特許を取得したことをお知らせいたします。
※1 Dalal R, Sadhu S, Batra A, et al. NPJ Biofilms Microbiomes. 2025;11(1):44. doi:10.1038/s41522-025-00672-3
※2 Morishima S, Aoi W, Kawamura A, et al. J Clin Biochem Nutr. 2021;68(3):253-258. doi:10.3164/jcbn.20-131
研究背景
私たちの体の中には、多くの腸内細菌がすんでおり、そのバランスが腸内環境を形づくっています。
近年、この腸内環境の良し悪しが、お腹の調子だけでなく、免疫機能や肌の状態、さらには気分にも関係していることが分かってきました。
腸内細菌は食べたものを分解する過程で、さまざまな「代謝物」をつくり出します。
その一つである「コハク酸」は、適量であれば腸管上皮細胞のエネルギー源として利用されますが、過剰に蓄積すると腸の炎症や下痢などの不調につながる可能性が報告されています。
そこで私たちは、「腸内のコハク酸量」に着目し、ニコリオ独自乳酸菌である「フローラエイド®乳酸菌」がコハク酸量の抑制に与える影響を調査しました。
特許概要
特許番号:特許第7748109号
発明名称: 腸内コハク酸量抑制用組成物及びこれを含む飲食品
出願日:令和5年4月19日(2023.4.19)
登録日:令和7年9月24日(2025.9.24)
発明者:牛田 一成、土田 さやか、横川 剛、生天目 由里子、渡邉 卓巳