腸管アンチエイジングに関する研究を開始

2024年11月29日

当社は、腸管のアンチエイジングに関する研究を開始いたしました。

研究の背景
近年、腸内フローラをはじめ、腸に関する数多くの研究が行われており、その中で加齢によって腸のバリア機能が低下し、免疫力の低下や認知症に加え、生活習慣病などの発症に関与することが分かってきました。※1・2
これまでニコリオでは腸内環境に着目した研究開発を行っており、この度、新しく腸管のアンチエイジングに関連する研究を開始することにいたしました。

※1 Ghosh SS et al., J Endocr Soc. 2020;4(2):bvz039. doi:10.1210/jendso/bvz039
※2 Qi Y et al., J Am Med Dir Assoc. 2017;18(9):810.e1-810.e4. doi:10.1016/j.jamda.2017.05.018

研究の概要
ニコリオが独自に開発したフローラエイド乳酸菌®などが腸管幹細胞の分化に与える影響を調査いたします。今回の研究は、東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科 五十嵐正樹講師と共に研究を実施いたします。

腸管幹細胞について
腸のくぼみ(陰窩)に存在し、腸の細胞を生み出す役割を担っています。
腸を構成する細胞は、3~4日ごとにターンオーバーによって新しい細胞と入れ替わることが知られており、ターンオーバーが適切に行われないと、腸のバリア機能の低下につながります。


腸管幹細胞とターンオーバーのイメージ図