短鎖脂肪酸の認知・理解促進を目指す「一般社団法人 短鎖脂肪酸普及協会」に参画
2024年11月28日
当社ニコリオは、腸活の常識を変える”ミラクル物質”として近年注目されている短鎖脂肪酸の認知・理解促進を目的として2024年8月20日に設立された「一般社団法人 短鎖脂肪酸普及協会」に賛助会員として参画し、生活者の皆様に価値のある腸活情報の提供を支援して参ります。
2024年11月27日に開催された「短鎖脂肪酸普及協会 立ち上げ発表会」に当社代表取締役の中上が参加いたしました。
短鎖脂肪酸普及協会について
短鎖脂肪酸と企業や生活者をはじめとした様々なステークホルダーの間をつなぐ話者となり、生活者の認知や理解を促進する役割をもつ団体
・ミッション
短鎖脂肪酸普及協会は「短鎖脂肪酸」の認知向上・理解促進のため、企業や生活者をはじめとした様々なステークホルダーとの架け橋となることで短鎖脂肪酸の普及により「腸から新たな健康リテラシー構築」を目指します。これまでの腸活をアップデートし、「腸活の新指標=短鎖脂肪酸」という生活者認知をつくっていく。
・活動の構想
短鎖脂肪酸に関する研究が進み、生活者の「短鎖脂肪酸」への認知度/理解度/期待値が高まることで、各企業が社会実装やサービス化を目指しやすくなるといったポジティブなループを生み出すために、当協会は具体的に下記5つを軸とした活動を実施していく想定。
1. 先進研究と企業・生活者をつなぐ情報発信
2. 生活者が関連商品を安心して選択できるきっかけづくり
3. 関連商品を普及させるための流通業界への働きかけ
4. 企業が短鎖脂肪酸関連の研究・社会実装に踏み出すための支援
5. 短鎖脂肪酸を一般化していくための行政への働きかけ
短鎖脂肪酸とは
短鎖脂肪酸とは、腸内細菌が食物繊維やオリゴ糖を分解して産生する主要な代謝物質の一つ。主に、酢酸、プロピオン酸、酪酸の3つがあります。近年の最新研究報告で「便通改善※1」「免疫機能の増強※2,3」「肥満抑制※4,5」「アレルギー抑制※6」「持久力の向上※7」など、様々な健康機能性があることが分かってきました。さらに、現段階において、健康な人の腸内で短鎖脂肪酸が増えることに関しては悪い報告がない”ミラクル物質”だと考えられています。
※1 Makizaki et al., 2019, Biosci Microbiota Food Health, 38(2):49-53.
※2 Furusawa et al., 2013, Nature, 504(7480):446-50.
※3 Chen et al., 2020, Nat Rev Immunol, 20(7):427-441.
※4 Kimura et al., 2013, Nat Commun, 4: 1829.
※5 Chambers et al., 2015, Gut, 64(11): 1744-54.
※6 Luu et al., 2020, Front Immunol, 11:1225.
※7 Morita et al., 2023, Sci Adv, 9(4):eadd2120.